簡単な茶道具名集

(かま):湯を沸かす金属鋳造の製品。茶の湯を「釜をかける」というように、釜はその象徴ともいえる。

風炉(ふろ):火を置いて釜をつるすための器。5月〜10月(夏場)まで用いる。

(ろ):囲炉裏の略語。火を置き釜をかける。11月〜4月(冬場)まで用いる。

茶筅(ちゃせん):茶を点てる竹製の道具。

茶杓(ちゃしゃく):薄茶器や茶入の中から抹茶をすくって茶碗に移すもの。竹製が多いが、象牙、塗物等もある。

(なつめ):薄茶器の一種。

茶入(ちゃいれ):濃茶を入れて点前に用いる陶製の小さな壷。主に象牙の蓋を伴っており仕覆を着せて用いる。

仕覆(しふく):茶入を入れる袋。

柄杓(ひしゃく):水や湯をすくう竹製の道具。

蓋置(ふたおき):釜の蓋を置いたり、柄杓を置いたりするのに用いる。陶磁製や竹製などがある。

水指(みずさし):釜に足す水や、茶碗や茶筅をすすぐ水を貯めておく器。

建水(けんすい):「こぼし」とも呼ばれる。点前で茶碗をすすいだ湯水を捨てる器物。

茶巾(ちゃきん):茶碗を拭き清めるための小さな布。

帛紗(ふくさ):使い帛紗と出し帛紗がある。使い帛紗は茶道具を拭き清めるのに用いる。出し帛紗は主に織物で、濃茶を点てた際に添えて出す。

HOME

copyright
(c)茶の湯の楽しみ